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ヲっさん大地に立つ

夜家に帰ってテレビを見ていると、アンチエイジングには夜十時に寝て日の出とともに起きる、散歩して日の出を見るのがいいと言っていた。長生きはしたいものなので、早速次の日から海岸を歩くことにした。と、海岸の砂浜に何か流れ着いている。

悪い予感がした。かなり大きな黒い塊だ。鯨の死体か何かか。

近づいてみると、その楕円形の黒い塊は中心部分が裂けていて化膿して

黄色い汁が出ていた。そしれ俺は戦慄した。その裂け目から幼児の手らしき

ものが出ていたからだ。このサメか鯨かなにか知れない生物はきっと

海に落ちた子供を飲み込んで、消化不良を起こして死んだに違いない。

早速、警察に電話しようと思ったその時、その手がピクリと動いた。






生きている!そう思ったとたん、俺は霧中になってその腐った黒い肉の塊を

手で引き裂いて中から子供を取りだした。するとその子供はまたビクリと動いた。

俺は夢中になってその子供の体を水で洗い、口の中から腐った肉片を取り出して

心臓マッサージをした。

それは女の子のようであった。幼児のように思えたが、実際にはもっと大きく、

8才くらいの子供であろうか。鯨の消化器で脱色したのだろうか髪の毛は

真っ白になっていた。その子供はハッと目を見開く。

「良かった!生き返った」叫んだとたん、女の子のナックルパンチが俺の頬に炸裂した。

「何さらしとんじゃ、ぼけ!」

「げほっ!」

俺は吹き飛んだ。

「は?何が何ですか?」

「何がじゃないわ!よくもワシの胸に触ってくれたのお!こら」

女の子は巻き舌でドスの効いた声で吐き捨てるように言い放った。

こいつは、人間じゃないというのが直感的に分かった。声が子供の声じゃない。

大人の女税の声だ。それに今気づいたが、頭に楕円形の何かが乗っかっている。

それは青白く光る目がついていて、女の子がしゃべるのにあわせて、そこに

ついている大きな牙のはえた口も同時に話している。

「ば、化け物だー!」

俺は叫びながら逃げようとしたが、女の子は素早く俺に足払いをかける。

「うわっ!」

俺はひっくりかえった。

「おうおい、お前ようも人の事、連邦のモビルスーツみたいな事言うてくれたのお、どない落とし前つけてくれるんじゃ!おう!」

「お、おとしまえってどうすればいいんですか?」

「お家で私を飼ってね、てへっ」

女の子の声が急に可愛くなった。

「何ですか、その極端な声の変わりようは、あんた声優ですか、ひるおびで可愛い声出してる声優が実は

エロゲで熟女やってるみたいな」

「業界さんにご迷惑かけるような事言っててんじゃねえ!」

女の子のナックルパンチが俺の顔に炸裂した。

「げほっ、すいません、おやっさん、ってちがうだろ、で俺はどうしたらいいんですか」

「私、行くところがないので、これからあなたの家で私を飼うのよ!わかった!」

女の子はプンプンしながら言い放った。

「ははい……」

俺は力なく頷いた。でも、この子は人間ではない顔も青白いし、もしかしたら数日で綺麗でグラマーな

お姉さんに変身するかもしれない。そしたら毎日人生バラ色じゃないか。

俺はその女の子を家に連れて帰ることにした。

それから数ヶ月、女の子は全然成長せず、毎日サンテレビボックス席ナイター阪神戦を寝っ転がって腹をボリボリ

かきながら観戦してるだけだった。何の役にも立たない。

俺はこいつに「ヲっさん」と名付けた。


以上、 方月祭童様の投稿でした。
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